着物のキホン「染め」と「織り」の違い

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いや、ちょwwwwいまさらwww
わかりますわかります。ただ何事も最初はみな初心者、達人だってコレ知らなかった時代があるんですからっ
というわけで、初心者に毛の生えた状態だからこそしっかりと学んでおきたい基礎シリーズ!まずは着物の大枠を分ける分岐点である「染め」と「織り」のお話です。

染めと織り、基本の違いを学ぶ

布は糸を織って作られますよね。この工程がまず違います。

【染め】白い糸を布へ&あとで染める

白糸のまま織ってまず布にします。
その状態にして初めて色をつけるため「あと染め」ともいわれます。

【織り】糸自体に色をつけ、織りあげて布にする

対して織りの着物は糸そのものを染色し、織りあげるなかで模様を出していきます。
先に糸を染めるため「さき染め」ともいわれます。

(※例外もあります、別記予定)


以上の基本をおさえたうえで、それぞれを詳しくみていきます。

いわゆる「やわらかもの」と呼ばれる染めのお着物

やわらかもの 染めの着物 染め 和装

結論から言うと、染めのお着物のほうが格が高く、フォーマルになります。

染めの着物の中にももちろん生地の種類はたくさんあるわけですが、どれをとっても手触りがなめらかでしっとりやわらかいです。
「やわらかもの」と言われるのはこのためです。

やわらかもの 染めの着物 染め 和装

やわらかもの 染めの着物 染め 和装

この布の表情からフォーマル向けなのも非常に納得です。
着ている人の動きにあわせたなめらかな生地感はとっても優雅に見えますね。

着物の「格」っちゅーのは値段とはまた別なので、たまに「!?」となることもありますが、
根底では納得できますよね~

で格といえば、染めの柄付けでまた種類が分かれてくるわけです。
小紋なんかはあと染めであり「染めの着物」「やわらかもの」ですが、柄によってはセミフォーマル~カジュアルにもなりますからね。
(そのへんについては長くなるのでいずれまた・・・)

反して、しっかりとした硬い着物が織りのお着物

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染めがフォーマルであるなら、織りはカジュアル。

織りの着物は主に「紬」を指し、真綿から紡がれる「紬糸」を使って織られます。

ちなみに大島紬など生糸から紡がれる紬もあります ←それって紬じゃないじゃん!
そうなんです、大島紬って実は「紬」ではないそうで(驚)別途まとめます

※糸の話になると実はまだまだわたしも勉強不足・・・
いずれきちんと勉強して記事にします(こればっか)

「紬糸」というのは糸自体が、やわらかもので使われる「生糸(きいと)」より太いものになります。
よってその糸で織りあげられる布も厚手で硬めの手触りになるわけです。

また紬以外にも、御召(柳条縮緬)や木綿(綿糸を使ったもの)、ウール(毛糸ですな)の着物の先染めのものが多く織りの着物に分類されます。

フォーマル着物であるやわらかものとの質感の違いから考えてもわかりますが、織りの着物はカジュアルで普段着として着られます。

初心者でも、やっぱりそのへんの違いはなんとなくわかります。
染めの着物がなんとなくフォーマルで、織りの着物がなんとなくカジュアルなんだなって感じますもん。
それは多分、由来や決まり事などの知識なしにしても感じられる何かなんだと思います。

帯だと逆転、織り帯と染め帯の格

さて、お次は帯の話。

ここまでお話してきたことと逆転します。

要は帯は「織り」がフォーマルになるということですね。

なんだもー、混乱するわ!なんて思われそうですが、もう~コレ全然大丈夫ですよ!
見た感じですぐわかりますから、織りがフォーマルって。
ああ~そりゃそうだわって。笑

織りの帯:袋帯を見よ!

なんというか、ちょっと慣れれば混乱することってなくなると思うんですが、見てホラ!
この豪華な帯。


織り 帯 袋帯 2種


どう見たってあとから染められてないでしょ?
織られて文様作られてるでしょ?


織り 帯 袋帯 アップ



もうそういうことです。

織りの帯には金糸や銀糸を織り込んだ豪華絢爛なものが多く、その装いをランクアップさせてくれます。
黒留袖に豪華な袋帯の格調高さといったら。

染め織りに関する格の話って、個人的には帯のほうが断然わかりやすいと思います。

っていうのを基本にしておいてもらって、でも博多織や紬の帯ももちろん「織りの帯」になるわけで。これらはカジュアルになります・・・
でもホラこれもカジュアルってのは判断つきますよね?

染めの帯:名古屋帯を見よ!

前項の袋帯との装いの違いがわかってもらえると思います。

名古屋帯 染め帯 染めの帯

染めの帯はほとんどが名古屋帯だそうです。
染めの袋帯ってのもあるらしいんですが、染め帯=名古屋帯と考えてよさそうですね。

名古屋帯 染め帯 染めの帯 アップ


ちょっと混乱させるようですが、名古屋帯に軸をあわせてお話すれば、染め帯だけでなく錦織や唐織など格調高い織りの帯もあります。
よって「染め帯⇒名古屋帯」はほぼ成り立つけれど、「名古屋帯⇒染め帯」は必ずしもそうではない(織り帯もある)ということです。

いずれにしても、染め帯は多彩で、季節感や好みを存分にアピールできますね~

ムズイ!なにがムズイって記事にまとめることさ!

なんというか、ひとつの側面にフォーカスして話をまとめようとしても、他の側面から例外が出てきてそれに付随する話がわんさか出てくるというか。(わかりにくっ!)

つまりですよ、ひとくくりに織りの着物がカジュアルで、でも織りの帯はフォーマルなんだよ!って言いきれないんです。
その中でまた細かい分類があったり例外があったりで。
今回の話は大枠で理解出来ていれば良いのだと思います。きっと。

これからひとつひとつを丁寧に勉強していく所存ではありますが、それに伴ってこの記事は改訂の可能性も十分あり得ますという言い訳で〆る・・・(オーーーーイ!)

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