つい半月前に、思い入れのある大事な振袖を訪問着に仕立て直しに出しました。
まだお直しから戻っていないのですが、出来上がりがとても楽しみです。
今回はそのときに悉皆屋さんに教えてもらったあまり布のリメイク方法の記録です。
実際に実家に眠っていたリメイク品もありましたので、あわせてご紹介します!
大事なお着物の余り布。そのまま眠らせておくのはもったいない!
私の振袖は、袖の下のほうに大柄なダリアの花が描かれたものでした。訪問着に仕立て直すにあたり、袖はもちろんカットします。
とてもインパクトのある綺麗な柄でしたので、これがなくなるのかぁととても残念に思ってまして。
悉皆屋さんに相談したら、バッグや小物にリメイクしたらいいとのこと!
なんてこと!!
確かに!
素晴らしい。
着物ってもともと一枚の反物から出来ていることもあり、ほんとに無駄な布が出ないんですよね。
洋服だと体の形にあわせて断裁するから、どうしても使えないはぎれがでてきてしまう。
素晴らしいですね。無駄がない、着物の良さです。
着物をリメイクしたらどんな感じになる?
帯の仕立て時の余り布でバッグも作る
これは実家から持ってきたものです。
実は入念にチェックしていなかったので、このふたつがまさか同じものとは気づかなくて笑
バッグはバッグで使おうと思っていたんです。
「あれっ?このバッグと帯の生地いっしょじゃね!?」
ブログ用に写真を撮っていたときに気づくというwww
どんな感じ?帯と合わせて出来たバッグ
多分、帯と一緒に作ったものだと思うので、リメイクからは少しはずれますが。
いつ頃作ったのか不明ですが、おそらく母か叔母が若いときに仕立てたはずですので30~40年ほど前ということに。
(バッグ、前の写真と向きを変えてみました)
実は着物慣れしてないわたしにとって、和装に洋物のバッグをあわせるの、まだ抵抗あるんです。
小ぶりなバックならまだしも、トートバックとか「ファッ!?」ってなります。
まぁお稽古ごとしてたらそんなの普通なんでしょうけどね。
わたしの感覚も数年後には変わっているかもしれない。
話を戻します。
このバッグは小脇に抱えるぐらいがちょうどいい小ぶりなもの。
裏表は定かじゃないですが、どちらも帯の綺麗な柄のところをうまくもってきていますね。
前の柄とは趣が違って素敵です。
クラッチタイプでも、取手を出して手に持つことも可能です。
実はこの2wayが非常に気に入っていたりします。
クラッチで持つ感じがとても好きなのですが、場面によっては手に下げるほうが楽なときもあるんですよね。
ちょっと両手を使いたいときにクラッチだと置き場に困るでしょ。脇にはさむ手段もあるだろうけど。
中はこんな感じ。
結婚式のお呼ばれなんかにはちょうどいいですね。
これからたくさん使っていこう!
その生地捨てないで!リメイクアイディアのいろいろ
わたしもまだそんなにリメイクの計画が立っているわけではないので、ちょっと調べてみました。
バッグ
今回ご紹介したように、バッグにするという方法。悉皆屋さんにも勧められましたし、思い入れのあるお着物なら使う場面も増えそうですよね。
こちらはリメイク商品ではないですが、とても素敵だったので。
ドレス
わたし、あまり着物ドレスって好きじゃなかったんですが、こうやって見るとやっぱり素敵ですね(笑)もともとの生地の豪華絢爛さがあふれ出ていますよ!
着物ドレスってタイトなイメージが多いですが、こんなのもありますよ。

出典:
晴空/ALIANSA
シャツ
アロハシャツにもできちゃうんですね~よく見ると確かに和柄!着物だったんだって感じです。
ワンピース
すごい、ワンピースといっても色々かたちがあるんですねぇ!自分の好きなテイストを選ぶのも楽しそう。
日傘、クッション、和小物まで
ポーチや巾着なら和小物でイメージつきやすいですよね。
そのほかにもこんなにたくさんのバリエーションが・・・!
リメイクするにはどうしたらいい?
綺麗に作るならやっぱりプロが一番!オーダーに出す
わたしは真っ先に頭に浮かびました。
そもそもオーダーするものだろうと。
ざっとネットで調べただけでもいろいろ情報出てきます。
専門のショップもたくさんありました。作品例を参考にしてお気に入りのお着物のリメイクをお願いしてみては?
簡単なものならセルフもあり!自分でリメイクする和小物
実は調べてる中で出てきたのが、セルフでリメイクしている方たちの作品。
びっくり、そんな器用なことができるなんて。しかも完成度高いんですよ。
作り方を丁寧に解説されているサイトさまもありましたし、手先が器用な方はチャレンジしてみる価値あります!!!
ちなみにわたしはふくさを手作りしてみましたわ!
下手だけどもなんとか出来ました。

着なくなった着物も立派に活用できる♡
素晴らしいですね~、着物リメイク。
わたしも実家から着物を持ち帰ったときに、状態の悪いものや趣味がちょっとあわない着物など「もったいないな~」と心痛でした。
ですがこの方法で着物人生がまた楽しくなりました。
やっぱりお金はかかってしまうけど、昔からの着物を大切に出来るって素晴らしいことです。
今着ていない着物たちも、長い目で活用できるようにしていってあげたいな。
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