着物のキホン「帯枕」帯やTPOで帯枕も使い分けるべし!

帯 横から 帯結び 構成
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さて、帯枕の話。先日帯揚げの記事を書きましたが、帯枕の使い分けをそこで初めて知りました(恥)
帯枕なんて、いつなんどきも同じようなものだと思ってました。
そうです、初心者ってそういうこと。

微妙に形が違う帯枕たち、使い分けから使い方まで徹底解説です。

帯枕とは?

帯枕とはズバリ、帯を形づくる縁の下の力持ちです。土台になる部分ですね。
お太鼓でも、ふくら雀のような変わり結びでも、帯枕は必要になります。

トップ画像のように、総鹿の子の帯締めでキレイに隠されていますが、横から見ると帯枕の感じも想像つきますね。

着付けの過程で見るとさらにわかる。
帯枕はこの部分にあたります。

お太鼓結びであればダイレクトにお太鼓の形につながりますね。
ということは、帯枕でお太鼓の形を変えられるわけであります!

聞くところによると、帯枕は昔はなかったそうな。
お太鼓もぺったんこだったんですって!
これとかそうかな??

お太鼓っつーかひっかけですかね?
根本的に結び方が違うようですが・・・

これはそうかな?ないですよね、帯枕。

あれ?使ってる・・・??わ、わからなくなってきた・・・

ちなみに、現代の着付けにおいては帯枕をしめてから帯締めとなりますが、実は帯枕のほうが後発です。
帯締めは昔から使われており、そののち帯を形作るツールとして帯枕を入れるようになったわけですね。

帯枕の使い分け

使い分けには大きく分けて2つの観点があります。

  • 帯結びの種類で考える
  • 帯の形から得られる印象で考える(TPO・年齢など)

どういうことか詳しく見ていきます。

帯結びの種類で考える

①振袖など、豪華な変わり結びのとき

いわゆる「蛤(はまぐり)型」と呼ばれるものを使います。

商品によって多少の誤差はありますが、サイズ感としては

  • 高さ:12cm
  • 横:18cm
  • 厚み:4~5cm

このあたりのものです。
横幅があまりなく、コンパクトですが厚みがしっかりあってふっくらとしています。
その形はまさに蛤ですね。

帯山のカーブに丸みがあるため、膨らみを出し、帯のトップの位置を高くすることができます。

②袋帯での二重太鼓、名古屋帯でのお太鼓結びのとき(礼装向け)

お太鼓の中でも、留袖など礼装の際に結ぶ豪華な帯結び用です。

先のはまぐりとは形が違うのはご覧の通りですが、厚みは同じようにしっかりとあるタイプです。

こちらも商品によって誤差はありますが、

  • 高さ:7~8cm
  • 横:20~23cm
  • 厚み:4~5cm

さきほどのはまぐりと比べて横にビヨ~ンと伸びた印象ですよね。

ですがふっくらと厚みがあるため、帯山も膨らみ華やかなお太鼓を形づくることができます。

③普段着、カジュアル着物用

最後は少し薄めのタイプです。

  • 高さ:7~8cm
  • 横:20~23cm
  • 厚み:3~4cm

ひとつ前のと形はあまり変わりませんが、厚みがあまりないサイズになっています。
お太鼓の帯山も低めに仕上がります。
さらに帯枕にカーブがほとんどないので、帯のトップもまっすぐになります。

帯の形から得られる印象で選ぶ(TPO・年齢など)

前項での帯枕の種類で大体印象もつかめたかと思いますが今一度。
実際の帯の画像とみていきましょう!

※変わり結びははまぐりタイプ一択のため、ここではお太鼓に絞ります

帯の印象:豪華&若々しく

帯山のふくらみが大きく、山が高いと豪華で華やかな印象となります。
このような帯を作りたい場合は、帯枕を「大きくて厚い」ものにすると良いです。

前項でいう②のタイプのものですね。
礼装(留袖、訪問着など)の際に、袋帯で二重太鼓をしめるのに適しています。

袋帯 黒留袖 留袖 帯揚げ 解説

またふっくらとして華やかな印象になることから、例えば名古屋帯を締めるときなどは若い方向けとも言えるかもしれません。

johnnyさん(@johnny_amama)が投稿した写真

帯の印象:控えめに&大人っぽく

対して、帯山を小さく膨らみをあまり出さないようにすると、落ち着いた印象になります。
このような帯を作りたい場合は、帯枕を「薄め」のものにすると良いです。

前項でいう③のタイプのものですね。
カジュアル着物(小紋や紬など)に合わせるお太鼓に適しています。

またボリュームが抑えられ控えめな印象になることから、若々しいというよりは落ち着いた雰囲気になります。
ご年配の方にも選ばれることが多いようです。

ASUKAさん(@_____asuka._)が投稿した写真

また不祝儀の際は、控えめな印象にするためにもボリュームは抑えます。

ちなみに喪服にあわせるときは小物も黒で統一するのが基本。
もちろん帯枕も黒があります。

枕帯を使うときのポイント

わたしの手持ちのもので解説しますね。

帯枕

ちょっと色がアレで見苦しいですね、すみません。。。

ガーゼを巻く

まずはガーゼ。
通常帯枕は枕に紐がついたものになります。

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(こちらはマジックベルトですが・・・)

紐だけだと帯枕が安定しないので、ガーゼでおおうことで固定することができます。

考えてみればわかりますよね。
帯枕の両端から紐いっぽん出ているもので固定させるのと、枕全体を覆った布状のものがワサッと広い面積で支えてくれるのと。

そりゃガーゼ巻きますわ。

そして何度か使ったらガーゼも交換してあげないとですね。
わたしのように不精がバレます。

帯揚げのためのゴム

画像の下の帯枕に着けてみましたが、これは着付け次第なんでしょうね。

お太鼓チャレンジしたときに参考にした着付け師の方は、先に帯揚げをかぶせておいて、帯枕を巻く感じでした。
で帯揚げは仮締めしておいて、先に帯枕の紐(ガーゼ込み)を結ぶわけです。

このやり方のときに、帯揚げをゴムで固定しておくとなおよし、とそういう話です。
ですので万人共通というわけではありません。

まとめ

帯枕ひとつとっても適したものがあるんですねぇ、知らなかった。
・・・ていうか、まだひとりでお太鼓も結べないくせしてって感じです、はい。

初心者が着物を着ようとして2時間で挫折した話&子育てママと着物の話
そう、タイトルどおり。 お正月に着物を着よう、初詣に大島紬で出かけよう!そう思って密かに意気揚々と...

いつかチャチャチャっと自分で着付けできるようになったら、きっとこの記事でも自分なりのアドバイスが付与できるかもしれないですねぇ。

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