いつぶりの更新て感じですし、12月に書いている今回の伊勢神宮の件なんてコレ春の話・・・
ことの始まりは、GW旅行の伊勢神宮で大島着るぞ!ブログ書いたるで!と。結論着ていません。もう着る着る詐欺、ただし誰の迷惑にもなりはしない。気にもとめはしない。
ということで(?)、今回は伊勢神宮に参拝するときの基本ガイドとか服装マナーとか、着物のこともちょっとご紹介していきますね。
伊勢神宮が世界遺産にならない理由
結論から言って、素晴らしいところでした。伊勢神宮。
そんなにしょっちゅう行ける場所でもないんで、生涯あと何回行けるかわからないですが、また是非行きたいと思わせるに十分な場所。
わたしは信心深くもないし、こういった世界への造詣は全く深くありませんが、なんというか、日本人としてやはり行ってよかったと感じました。
さて、世界遺産。
世界遺産って変化がない遺産が対象なんですって。
つまり20年に1度、式年遷宮(社殿を造り替えます)がある伊勢神宮はその対象になり得ないわけですね。
まぁ世界遺産がなんだって話です。
伊勢神宮は2,000年以上、式年遷宮1,300年以上の歴史ってスゴすぎでしょう。
日本各地にある8万社以上の神社の中心となる神社ですもの……
伊勢神宮が世界遺産レベルなのは間違いありません。
伊勢神宮の参拝:内宮と外宮とどちらが先?
いざお伊勢参りへ!わたしも大人になって初めて行きましたが、やはり襟元ただす気持ちといいますか、最低限の礼節を持って臨みたいなと。
なにやら、外宮(げくう)内宮(ないくう)←読み方ね!w 以外にも100を超える社があるらしいじゃないですか。
今回はもちろん時間の都合で正宮である外宮と内宮だけをお参りするわけですが、さてどっちからどうまわれば良いのでしょう~??
外宮(げくう)→内宮(ないくう)が正しい参拝順序
参拝の順序は外宮→内宮です。
外宮の豊受大御神(とようけのおおみかみ)←読み方ね!w へ参拝してから、内宮の天照大御神(あまてらすおおみかみ)を参拝します。
豊受大御神とは穀物の神です。つまり食事。
天照大御神をはじめとした神々の食事をつかさどる神様です。
そして一度は耳にしたことがある天照大御神は皇室の祖先。
天照とはその名のとおり太陽ですよね、太陽神です。神々が暮らす展開を統治した最高位の神として崇められます。
外宮と内宮で通行方法も違う
コレ、実は当日は意識していませんでした。
まぁ間違えることはないはずです、きちんと案内札がありますし、何より皆そうしてますから。
お手本もなく皆の先頭に立って歩くようなことはないでしょう笑
さて、答えは外宮は左側通行、内宮は右側通行です。
これは手水舎がある場所によります。
手水舎ってアレです、どこの神社にもよくある手水で身を清める場所。
外宮は手水舎が左側にあるので左側通行に、いっぽう内宮は右側に手水舎があるため右側通行となっています。
服装にも気を付けたい。リアルな最低限のマナーはコレだ
こういうまとめ系の記事って何かと情報が偏りがちですよね。
ネットとリアルの情報が食い違うのはままあることだと思っています。
ただ今回は決まり事がある話でもあるので、しっかりとお話を。
普通に参拝するのか、特別参拝(正式参拝)をするのかで全くお話が変わってきますから要注意。
普通に参拝するなら服装は普通でヨシ
まぁ何をもって普通っちゅうかですけど。
極端に無礼な恰好じゃなければ何も気負う必要ないと思います。
華美な服は避けて、肌の露出は避けて~、とか言われますけど、普通の服なら大丈夫です。
別に真っ赤なニットでも構わない感じでしたよ。
ジーンズだって全然おかしくない。
お若いちょっとヤンチャしたような恰好でもまぁ誰も咎めはしないでしょう。
(内心どう思われるかは知りません)
まぁやめといたら?ってなるのは、ミニスカートに厚底ブーツとか?
イマドキそんな人はいない。
ていうかそれ歩くのに適さないでしょという意味もこめてNGですかねぇ。
結構歩くよ、砂利だよ、足グキィなるでしょ。
階段結構多いですよ、パンツ見えちゃ嫌でしょ、っていうね。
何はともあれ、普段着で全然OKということです。
ちょっと小綺麗にしていかなきゃ!なんてこともない。
初参り行く恰好で問題ナシです。
特別参拝(正式参拝)するなら話は全く別!普通にフォーマルです!
はい、これはもうホントさっきと打って変わってフォーマルです。
イメージとしては面接にいくような感じと思ってください。
「男性はスーツ、女性はこれに相当するもの」です。
男性、なんとなくジャケットとチノパンで見た目キレイにしたからいいか、じゃないです。
受付でNGくらいます。ご祈祷していただけません。
男性はもう何も考えずにスーツ着て行きゃいいんです。
色はダークカラーを。ブラックか深めのネイビーがよろしいかと。
明るいグレーはNGくらうらしいですよ。
細かく言えば、礼服でも弔事(慶事ではないですよ、不幸の弔事)で着用したものは適さないんだとか。
さて、問題は女性ですね。
実はここは着物ブログですw
着物は次の章にお任せするとして洋装の場合。
お堅めな幼稚園に面接行くような恰好を想像して頂ければOKかと。
スーツ(スカートでもパンツでもOK)、フォーマルウエアです、ただし色は黒かネイビーで。
同じような意味合いでワンピースなどでも良いみたいです。
逆に心配になるのが、お葬式みたいな恰好だけどやりすぎ……?ってこと。
実際のところ全然OKみたいですよ。
フォーマルウェアで逆に浮くようなことはまずないと思っていいでしょう。
伊勢神宮の特別参拝にお着物で。気を付けたいポイントは?
特別参拝、和装はどうする?小紋でもいいかな……?
さて、もうズバリでいきましょう。
紬などの普段着、カジュアル着物はダメです。
未婚なら振袖!
既婚なら紋付(出来れば三つ紋以上)や訪問着以上のものを。
もう簡単にコレ覚えときゃいいんです。
じゃあ小紋は?
小紋といえば一般的にはオシャレ着でありフォーマルではありません。
ですが江戸小紋に紋を付ければ格が上がり準礼装となるんです。
色々細かい話もありますが、大雑把に言うなら柄が細かければ細かいほどフォーマル度あがります。
鮫小紋なんかは有名ですよね、私でも知っているほどですから!
その鮫小紋含め、「鮫」「角通し」「行儀」の3つは江戸小紋三役と呼ばれています。
百聞は一見に如かず、見てみましょ。
どれもお上品ですよね、なんかわかります。
ちなみに上の3役に、「大小あられ」「万筋」などの文様を加えた江戸小紋五役というものもあります。
着物の世界は本当に奥が深いですね、別途記事にします。(……いつ?)
政治家はフォーマルに燕尾服でも参拝しますよ。
猪口さんは色留袖ですね、両胸に紋が見えませんから三つ紋でしょうか?
伊勢神宮も観光地だものね。レンタル着物を着た人がわんさか
※こちらは伊勢神宮ではありません。
京都&きもの&さくらのフリー写真さんからお借りした画像です。
いわゆる「和」の観光地でのレンタル着物、増えましたね。
着物業界的にどういう効果なのかは知るところではありませんが、純粋に着物を楽しめるってことで良いのではと思います。
とはいえ、印刷だぁ~ううううう~~~と思ってしまう着物ばっかりなのは悲しいことです。
わたしでもわかるような、悲しい着物ばっかなんですもん。
まぁだとしても気軽に文化に触れるという点で、変にこだわるのはナンセンスか……
さて、必ず目で追ってしまう着物姿の女性たち。
レンタル着物の方、見る人見る人かわいらしい帯結びで、「あれ?また半幅帯かな?」って感じでした。
名古屋帯なら基本的にお太鼓でしょうし。(でもやわらかい名古屋帯で変わり結びすることもあるそうですね)
着物をレンタルしたことがなかったので知らなかったんですが、観光客向けの着物レンタルって基本半幅帯なんですって。
結びやすいからでしょうか。
帰ってから調べてみて、あぁだからかと思いました。
まとめ
というわけで、伊勢神宮ならではの服装・お着物ルールを中心にまとめてみました。
今回の派生題目は小紋でしたね、きっと記事にします!
私も大いに興味あるし!!!
しっかし今年はちょっと着物に対する熱量が少し低めだったなぁ。
そうこうしてるうちに年末ですものね。
来年の初参り、どうしよう。去年ほど着物着たい気持ちも出てこないけど、リベンジ大島なのか(何回目)……
コメント
興味深く拝読させていただきました。
私は着付け教室をやりながら伊勢でレンタル着物を開業している者です。初めてレンタル用着物を見た時は私も衝撃を受けました でも最近は200枚の中からそれを選ばれるのは【お好み】【流行】と思い直し 「絞り」「刺繍」「金箔」など【職人技】の着物をお目にかけて(着物の奥深さを感じてもらえれば…)期待を込めて説明しています。大切な日本の文化【着物】ですから
コメントありがとうございます!おっしゃるとおり、近年の流行だって一種の文化であり、どれを選ぶかは各々の趣味でありこちらの意向を押し付けてはいけませんもんね。そのなかで伝統的な職人技を紹介し、説明していらっしゃる阪本さま、素晴らしいと思います。共感ボタン押しまくりです。レンタル業者さまでも阪本さまのような方たちばかりなら、美しい着物がずっと受け継がれていくのにと思います。