うん、今更感満載のこのネタ!
成人式まであと数日ってとこで「レンタルかな~ん、購入かな~ん」なんて考えているお花畑とかいませんから笑
まぁ今後の新成人のためにも、毎年来るものですし、旬の話題ということでアップします。
成人式の振袖はどうする?買う?レンタル?
2017年の成人式にご出席される新成人の方々はすでに決めていらっしゃるでしょうが、まぁ後続の新成人のために。
レンタルと購入のメリットデメリットをまとめてみましょう。
(もっと着物に詳しくなったら、おすすめの呉服屋レンタル屋さんも追記していきたい・・・)
振袖を購入する場合のメリット・デメリット
メリット
- 自分だけの一着が出来る
- サイズや在庫を気にしないでいい
- お気に入りの振袖が何度でも着れる
- 受け継ぐことができる
なんといってもココじゃないでしょうか。完全新品、初めての袖通しも自分!
レンタルだと着回しですからね。
そこはもう「自分だけ」の一着感を存分に味わえます。これで着物が好きになれば、たぶん着らずに布地を眺めているだけで幸せな気分に浸れます笑
逆にレンタルの一番のネックがここだったりします。
とっても気に入った柄がすでに予約されていたり、サイズがあわなかったり・・・
成人式って日にち決まってますからね、必然的に予約はバンバン埋まるわけです。
人気の着物は押さえるのが難しくなりますが、購入なら余裕ですね。
反物から仕立てるから、サイズも完全マイサイズ。間違いありません。
成人式で一生に一度・・・なんて言わずにバンバン着ればいいんです!
結婚式に出席するときにはもってこい、お正月の初参りで着るのも素敵、ことあるごとに着てやればいいんです!
着物のよかとこです。娘や孫、と代々受け継がせることが出来るのです。
そういうわたし自身も受け継いだ側ですから、母に感謝。
デメリット
- とにかくお金がかかる
- 振袖は自分で着付けが出来ない
- 保管が大変
そりゃあもう、着物ですから安い買い物というわけにはいきません。
中古を購入という手もなくはないですが。。。中古に手を出すには色々と知っておかないといけないことが沢山。
サイズだけでなく知識がそれなりに必要ですから、そこは呉服店に任せておくのが無難かと。
そうするとお金はビビるほどかかります、一式揃えるならもっともっと・・・
ちなみに参考までに。
わたしは振袖は自前がありましたので仕立てていませんが、訪問着を仕立てようとして百貨店の呉服店に相談にいったことがあります。
結論、まぁ50万じゃ足りません。
長襦袢や帯が必要になりますからね・・・なんなら草履やバッグ、小物まで・・・
着物はお金がかかるというのは間違いないです。
基本的に振袖は着付けてもらうものです。完全に不可能かと言われればそうとも限らないらしいのですが、相当熟練した着付け師じゃないと無理なのでは。
特に振袖用の帯結びである変わり結びは、華やか=複雑=手が込んでいるため、自分のおなかでやって回したところでグッチャグチャになるはずです。
とすると、着付けの料金は毎度かかってきますね・・・
ここもお金・・・世知辛い。
他に着物を保管していないなら、保管グッズが必要になりますし、何より年に2回の虫干しが必要です。
着物を愛している人でもなければ、1年の中で振袖のことを思い出すことすら難しいかも。
振袖をレンタルするなら
さて、お次はレンタルのメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット
- お手頃価格
- 保管やアフターケアの必要がない
- 帯や着付け小物の心配もいらない
レンタル最大のメリット。
ちょうど購入の金額ストレスがかかってきた流れだったので、沁みますねwww
もちろんレンタルといえども価格帯はピンキリになりますが、最安を探せば小物・着付け込みで2万で済んでしまうのでは。
ただちょっと探し出すと、素敵だなと思ったものは大概レンタル価格もお高くなります。
着物だけで20万越えはザラですね。
着たら返却、これでおしまいです。
普段着物を着ていないとあまりピンとこないかもしれませんが、着物は着る前日に風通ししておく必要があったり、着た後も半日は虫干し、さらに大事な振袖となると細かい汚れのケア・クリーニングが必須です。
レンタルならそういった手間は一切かかりませんね。
大体はセットですから、その辺の心配は必要ないですね。
自分でそろえるとなると、こまごまと沢山小物が必要になるんです。
やはりレンタルはお手軽さが最大の特徴ですね。
特に成人式にしか着物なんて着るつもりはないわ、なんて人はレンタルで十分かもしれません。
お母さまやおばあ様の着物を着る
着物の素晴らしいところは、お仕立て直しが出来るところ。
着物が3代に渡って着ることが出来る最大の理由は、一本の反物から出来ているから。
洋裁のように体に沿ったラインに裁断することがないため、ある程度のサイズ調整が可能なのです。
着物によりけりではありますが、袖であれ身幅であれ身丈であれ、縫いこみがあればその分長くすることが可能です。
とはいえ反物の幅は決まっていますから、限界もありますが・・・
さらにいえば、これも「ある程度」ですが着付けでカバーすることも可能です。
例えば身幅であれば5~10cmまでならなんとか・・・とおっしゃってくださる着付け師さんもいらっしゃいます。
個人的には10cmって結構アウトですけど・・・( ;∀;)
歩くときに前身ごろがはだけるまではいかなくとも、おかしなシワが入ります。
ピーンって着てます!みたいな。パーン!って。(経験済み)
まぁとにかく着物を美しく着こなすなら、出来る限り自分のサイズに近づけて着てほしいです。
まとめ・・・結局購入とレンタル、どっちを勧めるの!?
まずは譲り受けるお着物があるなら、状態を見て洗い張り・仕立て直しが第一選択肢。
もちろん好みは人それぞれですから全然好きじゃない着物を着る必要もありませんが、昔のお着物は本当に美しいものばかりですよ。
最近のものとは比較になりません。
そして、次点は・・・レンタルです。
いや、本当は自分のお着物を是非誂えてほしいところ。
なんですが、やはり振袖の着用限度を思うと、それなら訪問着を誂えたほうが長く着れるかなと。
何着も着物を仕立てることができる余裕があれば、そりゃーもちろん振袖も誂えてください!
羨ましい限りです!
でも大抵、そんな着物にお金かけられないですよね。
というわけで、ほぼ苦肉の策ではありますが、成人式の振袖はレンタル・のちに一生もののお着物を1着誂える。
振袖は既婚だと着られませんが、逆に訪問着は未婚であっても着ることができます。
(そのときどきの年齢による似合う・似合わないは置いておいて・・・)
コレかな~
あ、あとは訪問着にする前提で振袖を選ぶとかね・・・!
柄によっては袖をカットする前提に作られているものもあります。
でもまぁやっぱり振袖と訪問着って柄行としては全然違いますからね・・・
間をとるというのは、極端に言えば双方の良いところを殺しているとも言えるわけで・・・
とまぁ悩みどころが大きい問題ではありますが、しゅしゅきもの的には
- お母さまないしはおばあ様の振袖をマイサイズに仕立て直す
- 成人式の振袖はレンタル、のちに訪問着をマイサイズで誂える
- お金があるなら反物から振袖を仕立て上げる
こうなりますね。
成人の日、関東は天気が若干心配ではありますが、道を歩くだけで着物姿と出会える幸せの日。
新成人のみなさま、楽しみにしております。(←)
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