そう、タイトルどおり。
お正月に着物を着よう、初詣に大島紬で出かけよう!そう思って密かに意気揚々としていた年末・・・
結果は惨敗、1日を振り返ってもやはり着物はダメだった。そういう話です。
初心者ならではの着物悲話と、小さなお子さんがいて着物を着たいと思っているママに是非お伝えしたいお話を2本立てで。
子連れで初参り、着物でいけるか・・・!?
ぶっちゃけ、チャレンジャーではあると思いながらもなんとかいけるだろうと。
2歳の息子は決しておとなしい方ではなく、好きな方にダーッと走ってしまうタイプではあるが。
初詣の人混みを考えたら、迷惑にも危険にもなるベビーカーは使えないが。
なんし、旦那がいる!最悪抱っこをお願いすればなんとかなる、着物でだって数回の抱っこならいけるだろうと。
着物はそうだなぁ。
訪問着はちょっと仰々しすぎるし、そもそもフォーマル着物はさすがになぁ・・・
いや色無地ならいいかな?
いや待て小紋?
おおお、前回記事にしたばかりの、誰も袖とおしをしていない本場大島があるではないか!
そうだ、大島紬なら水や汚れに多少は強いし、何より着たい着たい!!!

早速実家から持ち帰り合わせてみると、やはりサイズ感が小さすぎる。
まぁ今回は結婚式の参列など、人様のご迷惑になるわけでもない、ただ恥が自分に返ってくるだけだから強行してやれ。そんな気持ち。
着付けでなんとかごまかそう!と。
防寒具である程度隠れる部分もあるし、一番気になる裄も、長めの手袋でカムフラージュにはならないだろうか!
いや、なる!
前段階の思惑としてはこんな感じです。
さて当日どうなったか。
初心者が動画を見ながら着付けをしてみる
前日、子どもが寝てからせこせこと半衿をつけ。
この本場大島、広衿のスナップや引き糸が全くなかったので、初心者の着付けを考えればハードすぎると仮糸でせこせこと縫い縫い。
初の大島紬、帯や帯締め・帯揚げのコーディネートをせこせこと考え。
もちろんコーディネートはトップ画像のとおり。
手持ちの小物には色のバリエーションが少ないせいで苦労しましたが、なんとかまとまったかと。
よっしゃ、これでもう明日着つけるだけ!
そして8:30出発のために2時間半前の6:00に起床します。
髪と化粧が終わったらいよいよ着付けです。
長襦袢と着物を着る
数日前から暇さえあればyoutubeで着付け動画を見ていました。
今は便利な時代ですよねぇ、本を見るよりやっぱり動画のほうが数段わかりやすい。
イメージもつきやすいし。
これまで浴衣の着付けを半幅帯で結んできていたので、なんとかなると思ってました。
動画を見ながらこのガイドがあれば、完璧とまではいかずともなんとか見れる程度までには着られるのではと。
いやね、実は割とうまく出来てたんですよ。
なんといっても大島紬、着やすい!!!
パリッとした独特の固さでシワが目立ちにくくて、ヨレにくい。
衿あきを広めに、衣紋抜きは浅めに&帯位置をかなり下にして、おはしょりも出そう。
うし、あとはお太鼓結ぶだけじゃあ!と!
最期の砦は「お太鼓」だった・・・
心折れました。
初心者には動画付でも難しかったです!
いやもし何度か練習していたなら違ったかもしれません。
でも帯結びってもう仕上げで、スケジュール的にも後半なわけで。
やり直しの時間もそう残されていないわけですよ。
とはいえ30分以上は格闘しましたがね・・・
割とスッパリ無理だと気付き。
というかこんなに苦戦してる段階で、仮に帯結びが完成したとしても一日持つわけないと思いました。
そして颯爽と伊達締めをほどき、身軽な洋装へと変身したのでした。orz
そして結論。「幼子のいるママは着物ムリ!」
いや、ほんともう着付け以前にコッチでしたwwww
想像できなかったんかと言われればそれまでなんですが、なんか適当すぎる性格が転じてなんとかなるだろう精神が強すぎるんですよね。
まぁ今回は母ひとり子ひとりではなく、旦那もいたわけで。
抱っこ担当をお願いできれば、それさえクリアできれば・・・と。
しかし魔の2歳児は、絶賛イヤイヤ期。
しかも最近の息子ってなぜかお母ちゃん抱っこのみ(え、それならそもそもじゃね?)
うまくいくはずもなく。
心底、着物で来なくてよかったと思いました。
いや、ものすごーーーーーーーく着物着たかったんですよ!
なかなか諦めきれなくてギリギリまで粘ったし、半日はグチグチ言ってました。
早々に着付け教室通わなきゃ、じゃあ次はどこに着ていこう・・・なんて考えてましたけどね。
シチュエーションだけで言えば、この時期の日本橋とか着物でも楽しそうだし、定番の銀座でも、なんなら近くの神社にもう一度散歩がてら行ったっていい。
しかしいつだって子連れ!
もうムリってことじゃん、そういうことじゃん。
抱っこが無理ならベビーカーと着物・・・?ミスマッチすぎやしないか。
しかもベビーカーにいつ乗らなくなるかわからないのに・・・
とりあえず、わたしとしては今しばらくおあずけという結論に至りました。
何か良い策があればバンバン教えてください、だってホントに大島紬着たかった(しつこい)
とりあえず着付けは習いに行くかもしれない・・・
今は夏に着る浴衣で我慢するしかないとして。
(去年はこどもに甚兵衛着せてわたしは浴衣で地元の夏祭りに行きました)
いつでも素敵に着られるように、手持ちの着物たちの仕立て直しや、着付け教室に行くことにしよう。
そういや、近所の呉服屋さんで着物の仕立てを頼めば着付け教室が無料で受けられるところがあった。
(しかし実はこれも子連れでOKがという問題が立ちはだかる・・・)
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