今日は和装だけでなく洋装についてもお話しようと思います。
お呼ばれのときのマナーについて。
ネットでちょっと調べればアホみたいに沢山の情報であふれかえっています。
わたしはネットの意見に左右されやすいので、きっちり踏襲してしまうのだけど、リアルって食い違いがあったりするもんです。
個人的見解ではあるけど、結構的を得ていると思っています。
常識を知った上での柔軟さも大切だと思う今日この頃。詳しく見ていきましょう!
マナーがマナーたり得る条件
そもそもマナーがマナーとして成り立つには条件があると思うんです。
そこが難しいところだとも感じます。
例えば自分でマナーをしっかりと遵守していると思っていても、相手が全くその常識を知らなかった場合。
相手が知らなければマナーにもならないという難しさ。
よかれと思ってやったことが全く意識されないという。
それが例えば結婚式のお呼ばれマナーなんかで、大勢の人がいて「恥にならないように」という意味合いならいいですよ。
でも対相手だけの場合、相手が知らなければマナーの意味ってありますかね?
例えば、お見舞いのマナーでスリッパやパジャマなどは入院を長引かせるイメージとしてマナー違反とされますよね。
でもそのマナーを相手が知らないで、スリッパがとっても欲しい状況だったら当人はとっても嬉しいですよねぇ~
まぁマナーってそのときだけのものじゃないですから一概には言えないんですけど。
スリッパをお見舞い品で渡してそのとき喜ばれたって、あとでその人がマナーを知って「あの人もマナー知らずだったのね~」なんてこともありますからね。
いや、ていうかそこまで考える必要もないんですけど笑
なんか突き詰めて考えすぎるとそういうことに・・・
そして何を以てしてのマナーなのかと。
恥をかかないためなら自分のため。相手を単純に喜ばせたいならスリッパでもいい場合があるわけ。
なんだかのっけから回りくどいこと言ってますけど、マナーにはそういう側面があると思うんですよね。
結婚式のお呼ばれマナー
さて、話をちょっと戻しまして、結婚式のお呼ばれマナー。
ココ、着物のブログですから。
通常の洋装マナーと合わせて和装のマナーも一緒に考えていきましょう。
ドレスで気を付けたい結婚式お呼ばれマナー
結婚式にお呼ばれしたら、大概はキレイめワンピースやドレスで出席しますよね。
ざっとあげてみても・・・
- ひざは出さない
- 夜の披露宴でなければロング丈もNG
- 肩は出さない
- 白や淡い色は選ばない
- 黒ストッキングやタイツはNG
- バイカラーもNG
- 革製品は着用しない
- 髪はアップスタイル
- ミュールはNG
わたし個人の頭で考えただけでもこれだけ出ます。多分ちゃんと調べればもっと沢山あるんでしょうねぇ。
着物で気を付けたい結婚式お呼ばれマナー
さて、着物。
ここはキッチリおさえていきましょうかね。
- やわらかものの着物
- 着物より格上の帯を選ぶ
- 振袖以外は二重太鼓を結ぶ
- 女親として出席するなら黒留袖
- 白は選ばない
- 半衿は基本的に白の正絹のものを。色柄ものはつけない
- カジュアルウェディングでない場合、既婚者は訪問着、未婚者は振袖が無難
- 色無地なら紋付きのものを
着物は特に、格がありますからね~
知らないとわからないことがいっぱい。
でもだからこそ、大勢が集まる結婚式は怖いんですよ笑
年配の方なんかお着物をよく知っていらっしゃる方も多いですし、着物好きなら着物姿には厳しくなりますから笑
現実はこんな感じ!ネットだけに惑わされない、結婚式のリアルを知る
さて、ここが一番言いたいこと。
先に挙げたマナーも当てはまるんですが、すべてがすべて遵守されてはいないということ。
特に何年か結婚式に出席していて思います。
まず洋装でいうところの「色」
さすがに白を選んでくる強者には出会ったことがありませんが、ベージュは多いです。
ベージュと黒のバイカラー、いますいます。
でも、新婦側からでも、同じゲストとしても全然気になりませんでした。
実際自分で選ぶかと言われればやっぱり選びはしないんですが、非難するような事柄にはなりません。
もちろん、わたし以外で眉をひそめている人はいるかもしれませんが、それが新婦じゃなければわたしは良い気がします。
フォーマルを意識した恰好であれば、ベージュもとっても素敵でオシャレなお色ですもの。
ただ新婦がそういうの厳しい人ならもちろんダメですよ!誰をお祝いするのかって話ですからねぇ。
そういう範疇でお話するなら、黒ストッキング・革のパンプス・ファーボレロ・ダウンスタイルの髪型、このあたりは全然問題ないかと。
ネットだとダメダメオンパレードだったりしますからねぇ。
みなさん相当きっちりマナーを踏襲するんだなと。
わたしはチキンだもんで、もれなくビビッてその範囲から出られなくなるわけですが笑
さて、和装の場合どうなるか。
ここは洋装よりちょっと難しい気がします。
だって知らなければ全然わからない部分がたくさんあるから。
先日記事にしましたが、わたしは訪問着に名古屋帯を締めました。
金糸があしらわれた割と豪華なものではありましたが、やはり唐織や錦織の袋帯のようなゴージャス感はなく。
ちょっと結婚式にするには不向きな感じ。
ただ友人としての出席だったのと、新婦がこだわらない方だと確認済みだったので強行したわけです。
そして当日、問題だったのは帯のことより、膨れ上がった身体にあわない着物のサイズ・・・・・お着物の出席者がとても多かったということ。
そもそも結構な出席者の数でしたから、親族の方以外でもお着物の方結構いらして・・・・
まぁ~みなさん、ものの見事に美しく着こなされていましてね。
紋付きのうすピンクの色留袖(こちらはおそらく親族の方)から振袖、上品かつ落ち着いた感じの訪問着・・・
まさに「コッチ見ないでっぇぇぇぇ」状態。
その一方で、同席していた友人に話しても「!?全然わからんし~~~wwww」←アホなのではなく、極めて常識人の友人です。
やっぱり知らなければその違いなんて全く分からない。
まぁ名古屋帯なんて、結んでしまえば一重が二重かの差ですからね。まぁわたしは柄行の問題もありますけど。
詳しくはコチラからTHE・恥を確認!

というわけで、「あらマナー知らずのご友人がいたものね」という意味で新婦に申し訳ない部分もなくはないですが、それでもやっぱり今回は許される範疇だったと思います。
着物に関しては、その辺の折り合いを見ながら装いを選ぶことも大事かなと。
ただカジュアルウェディングでもない限り、紬や木綿なんか着ていくのはそりゃダメですよ!
多分その辺になると、全く知らない人でも「なんか違和感感じる・・」ことにもつながる気がします。
洋装にせよ、和装にせよ、ガチガチのマナーにとらわれすぎずTPOに合った装いをしましょう、という話。
マナーを知った上でなら許される道はずしがあるように思うんです。
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